サンダルは、夏の定番アイテム。最近では、ビーチサンダルのような海やプールで履くものだけでなく、キャンプなどのアウトドアからタウンユースまで、幅広いシーンで利用できる汎用性の高いモデルが登場しています。また、靴下を履けば少し冷え込む春~秋まで3シーズンにわたって履くことも可能です。
今回は、夏はもちろん、春から秋まで活躍するアウトドアサンダルの魅力に迫り、キャンパーにおすすめの商品をご紹介します。
目次
キャンプにアウトドアサンダルをおすすめする理由
キャンプにアウトドアサンダルをおすすめするのには理由があります。
水に強く乾きやすい
サンダルは、そもそも水辺での利用を想定して作られています。アウトドアサンダルは、ラバーやEVAといった素材で作られており、水に濡れても短時間で乾燥します。
汚れを落としやすい
汚れを落としやすいのもアウトドアサンダルの特徴のひとつです。アウトドアサンダルの素材として使われるラバーやEVAは水に強く、汚れが付いたら丸ごと水洗いできます。キャンプで汚れが付いても、アウトドアサンダルなら使用後に簡単に汚れを落とすことができるのです。
履きやすい
サンダルは、スニーカーのように靴紐がないうえ、履口が大きく作られています。そのため、脱ぎ履きが非常にしやすく、テントの出入りなどがスムーズです。
種類が豊富でシーンによってタイプを選べる
アウトドアサンダルには「脱ぎ履きがしやすくリラックスするのに適したタイプ」「グリップ力とホールド力があり活動しやすいタイプ」「スニーカーのように履けて3シーズン利用できるタイプ」など、さまざまな種類があります。利用シーンや使い方に合わせて好みのタイプを選べるのも、アウトドアサンダルの特徴といえます。
アウトドアサンダルの4つの種類
アウトドアサンダルには大きく分けて以下の4つの種類があります。
ビーチサンダル
足の親指と人差し指で鼻緒を挟んで履くタイプのサンダルです。サンダルの中でも最も解放感があり、脱ぎ履きもしやすいタイプ。ただ、露出部分が多く、靴下との相性も悪いため、夏に特化したモデルといえます。
クロッグサンダル
かかと以外の足全体を覆い隠せるタイプのサンダルです。つま先部分が閉じられているため、水捌けがやや悪いものの、鼻緒がないため靴下を着用して履くこともできます。ホールド力が低いので、トレッキングやフィッシングを伴う活動量が多いキャンプには少し不向きですが、3シーズンにわたってバランス良く利用できます。
シャワーサンダル
スリッパ型のサンダルです。足への締め付けがなく、脱ぎ履きしやすいのが特徴。リラックスに特化したタイプといえます。靴下を着用して履くこともできますが、ホールド力が低いのがデメリット。アクティビティを伴わないキャンプであれば、3シーズンで便利に利用できるでしょう。
スポーツサンダル
ストラップ付きで、ホールド力に特化したタイプのサンダルです。滑りにくく耐久性の高いソールを採用しているモデルもあり、トレッキング・フィッシング・SUP・フェスなど、アウトドアアクティビティを伴うキャンプに適しています。靴下を履けるのはもちろん、デザイン性に優れたタイプが多いのも特徴です。
キャンプに最適なアウトドアサンダルを選ぶポイント
では、どのようにアウトドアサンダルを選べば良いのでしょうか。キャンプに最適なアウトドアサンダルを選ぶポイントを解説します。
利用シーンを確認する
アウトドアサンダルを選ぶために最も重要なのは、どのようなシーンでの利用を想定しているかという点です。例えば、利用シーンに合わせて以下のような選び方ができます。
【利用シーンごとの選び方】
・夏のビーチキャンプでアクティビティをしない場合:ビーチサンダル
・軽登山やフィッシングなどのアクティビティを伴うキャンプ:スポーツサンダル
・3シーズンで利用するリラックス目的のオートファミリーキャンプ:クロッグサンダル・シャワーサンダル
・キャンプとタウンユースの併用:スポーツサンダル
利用シーンや使い方によって選ぶべきタイプが異なるため、どこでどのような用途で利用するのかを確認しましょう。
タウンユースするか否かを確認する
アウトドアサンダルを選ぶ際には、タウンユースをするか否かを必ず確認しましょう。特に「オシャレ着とも合わせたい」など、コーディネートを踏まえて選びたい際には、クロッグサンダルやシャワーサンダルだとカジュアルすぎる可能性があります。また、ビーチサンダルは夏に特化しており、春~秋も履きたいといった場合は難しいことも。キャンプなどのアウトドアのみで利用するのか、タウンユースでオシャレ着とも合わせるのかで選ぶべきアウトドアサンダルは異なります。
試着して足とのフィット感を確認する
アウトドアサンダルは通販などでも購入できますが、可能であれば実際に試着して履き心地やフィット感を確認するようにしましょう。特にトレッキング・フィッシング・SUPなどのアウトドアアクティビティでの利用を想定している場合は、フィット感が悪いと靴擦れなどを招く恐れがあります。
キャンパーが選ぶべきアウトドアサンダル3選
ここからは、キャンパーにおすすめのアウトドアサンダルを3つご紹介します。
■まとめ
サンダルといえば「夏の履物」というイメージを持たれがちですが、最近では3シーズン活躍する汎用性の高いモデルが数多く登場しています。水や汚れに強く、履きやすさや耐久性もあるサンダルは、キャンプで利用するのにおすすめです。利用シーンや使い方に合わせて、自分にぴったりなアウトドアサンダルを選びましょう。
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児島 宏明
幼少期からキャンプ、釣り、スキーなどのアウトドアに親しむ。小学生時代にスキーのモーグル競技に出会い、以降スキーに没頭。冬から春にかけては白馬のペンションで居候をしながらモーグルの練習を続け、高校から全国のA級公認大会に参加。大学進学を機に競技から離れてからはキャンプや釣りにハマる。テレビのドキュメンタリーで北アルプスの雲ノ平を知ったのをきっかけに登山にも熱中し、北アルプス縦走登山の他、近畿各地の低山やロングトレイルを旅するようになる。現在は、縦走登山やロングトレイルハイキング、ロックショアでのルアーフィッシングなど、全国でさまざまなアウトドアを楽しみながら、ライター・編集者として活動中。