ハイスペックインナーで秋冬キャンプが変わる！インナーにこだわるべき理由とおすすめ3選

ハイスペックインナーとは、アウトドア用に開発された高機能肌着のこと。普段着よりも格段に保温力が高く、寒さ対策が重要になる「秋冬キャンプ」で大活躍します。
ハイスペックインナーは「秋冬もキャンプをしたいけど寒さが怖い」「秋冬キャンプに挑戦したら寒くて眠れなかった」といった悩みをお持ちの方に試してほしいアイテムです。
今回はハイスペックインナーの魅力やおすすめのアイテムをご紹介します。

寒さ対策の要！インナーにこだわるべき理由

なぜ、寒さ対策としてインナーが重要なのでしょうか？まずはインナーにこだわるべき理由について解説します。

肌に触れるインナーは保温力のベース

アウトドアの服装は「レイヤリング」が基本。レイヤリングでは、以下の3つの層で服装をコーディネートします。

・アウターレイヤー：一番外側に着る衣類。防風・防水性のあるジャケットやダウンなど。

・ミドルレイヤー：保温力を高める中間着。フリースや薄手のダウンなど。

・ベースレイヤー：汗冷えを防ぐ吸水速乾性があり、体温を維持する衣類。インナーや肌着など。

レイヤリングとは、この3層構造を活かし、衣類を脱ぎ着しながら温度変化に対応する方法です。一般的に登山で使われるコーディネートですが、寒さへの備えが必要な秋冬キャンプにも応用できます。実際、レイヤリングでキャンプの服装をコーディネートしている人も多いでしょう。

ハイスペックインナーは、最も肌に近いベースレイヤーに属する衣類。肌に直接触れて、体温が逃げないように維持する重要な役割を担っています。インナーの性能が保温力を大きく左右するため、寒さ対策において非常に重要なのです。

汗冷えを防ぐ効果

秋冬のキャンプでも、日中に身体を動かすと汗をかきます。汗によってインナーが濡れると、その後、汗が冷えて身体から熱を奪ってしまいます。吸水速乾性がない、またはその性能が低いインナーを着ていると、汗冷えの影響でミドルレイヤー・アウターレイヤーを着ていても身体がなかなか暖まりません。吸水速乾性の高いインナーを着用することで、肌が常にドライに保たれ、身体が冷えるのを防いでくれます。

どんなインナーがおすすめ？秋冬用のハイスペックインナーを選ぶポイント

では、秋冬キャンプでは、どのようなインナーを選べば良いのでしょうか？選ぶポイントを見ていきましょう。

保温力

秋冬の寒さ対策としてインナーを選ぶ場合は、保温力に注目しましょう。薄手のタイプよりも中厚手や厚手のタイプが秋冬のアウトドアにおすすめです。保温力には明確な指標はなく、メーカーごとに表記が異なるので、製品情報を確認するか店舗で直接相談して、どの程度の寒さに対応しているのかを確認しましょう。

吸水速乾性

吸水速乾性は汗冷えを防ぐのに重要な機能です。吸水速乾性がない場合、仮に保温力が高くても汗をかくと性能が半減してしまいます。保温力だけに注目するのではなく、必ず吸水速乾性があるかどうかも確認しましょう。

肌触り・着心地

インナーは肌に直接触れるため、特に肌触りや着心地が気になるアイテムです。より快適にキャンプを楽しむためにも、手で実際に触ってみて肌触りが気にならないか確認しましょう。商品や店舗によっては試着可能なこともあるので、実際に着て確かめるのもおすすめです。

動きやすさ

着用時に動きにくいといったストレスがないかも確認しましょう。特に厚手のタイプはどうしても伸縮性に劣ってしまい、動きにくいと感じる場合があります。しっかりとした伸縮性がある、または厚手でも動きやすいような構造になっているタイプを選ぶと良いでしょう。

ちなみに、アウトドア用に開発された高機能インナーの多くのは、ここで挙げた要素をバランス良く備えています。秋冬用のインナーを選ぶ際には、このような要素を満たしているかどうかを確認してみてください。

秋冬キャンプに大活躍！ハイスペックインナーおすすめ3選

ここからは、高機能なハイスペックインナーを3つご紹介します。なお、上下別々での紹介になりますが、インナーの効果をより実感するためには上下セットでの購入をおすすめします。

■まとめ
防寒ウェアといえば主役はアウターやミッドウェアで、インナーはやや見過ごされがちなアイテムですが、保温力の要となる重要な衣類です。インナーは肌に一番近い場所で、暖かさを逃さないように保温してくれたり、汗を乾かして汗冷えを防いだり、保温力のベースを底上げするような役割を果たしてくれます。

保温力・吸水速乾性・肌触り・動きやすさといった機能を備えたハイスペックインナーは、「これまでインナーを着用していなかった」「あまりこだわっていなかった」という方には特におすすめ。高性能なインナーを選ぶことで、ワンランク上の保温力が手に入ります。夜間や就寝時など、寒さが厳しいシーンで効果の高さを実感できるはずです

児島宏明

幼少期からキャンプ、釣り、スキーなどのアウトドアに親しむ。小学生時代にスキーのモーグル競技に出会い、以降スキーに没頭。冬から春にかけては白馬のペンションで居候をしながらモーグルの練習を続け、高校から全国のA級公認大会に参加。大学進学を機に競技から離れてからはキャンプや釣りにハマる。テレビのドキュメンタリーで北アルプスの雲ノ平を知ったのをきっかけに登山にも熱中し、北アルプス縦走登山の他、近畿各地の低山やロングトレイルを旅するようになる。現在は、縦走登山やロングトレイルハイキング、ロックショアでのルアーフィッシングなど、全国でさまざまなアウトドアを楽しみながら、ライター・編集者として活動中。

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