アメリカの老舗のアウトドアメーカー「コールマン」。「国内のほとんどのアウトドア量販店に置いてある」といっても過言ではなく、ユーザーが非常に多いブランドです。キャンプを始める際に「とりあえずコールマンで揃えた」という方も少なくありません。
今回は、そんなコールマンの歴史や多くのキャンパーに愛される理由、おすすめのアイテムについてご紹介します。
目次
コールマンとは?
コールマンは、創業120年のアウトドアメーカーです。米国カンザス州ウイチタにて設立され、ランプの製造販売から、その歴史は始まりました。1910年代に屋外用の全天候型ガソリンランタンを発売したのを皮切りに、キャンプ用ストーブなどアウトドアに特化したアイテムを次々と手がけるようになったのです。
1940年代には、戦場で戦う兵隊向けのポケットストーブなども開発。1965年にキャンプ用のテント・寝袋およびキャンプチェアを発売し、本格的なアウトドアメーカーとしての活動をスタートさせました。
日本には1976年に上陸。1990年代前半のオートキャンプブームの際、キャンプチェア・テーブル・コットなどを日本向けに販売し、アメリカ式オートキャンプを紹介しました。1993年にコールマンの日本オリジナル商品としてドームテントを販売し、以降、多種多様なキャンプアイテムを展開しています。
コールマンは日本のオートキャンプブームの火付け役であることから、キャンプのベテランを中心に大人気。多くのアウトドア量販店で取り扱いがあるほか、キャンプアイテム一式をコールマンで揃えることができます。価格も比較的リーズナブルで、近年のアウトドアブームでもエントリーユーザーを中心に人気が高いメーカーです。
キャンプアイテムにコールマンを選ぶべき理由
次に、キャンプアイテムに「コールマン」を選ぶべき理由を見ていきましょう。
一式が揃う!幅広い商品ラインナップ
コールマンを選ぶべき理由の一つ目は、幅広いラインナップです。コールマンは、テント・寝袋・タープ・マット・クッカー・テーブル・チェア・ランタンなど、あらゆるキャンプアイテムを取り扱っています。
また、利用人数・キャンプスタイルなど、さまざまなシーンに合わせてアイテムを選ぶことができ、自分の好みにキャンプアイテム一式を揃えられます。同一メーカーでアイテムを揃えられるので、サイトの統一感を出しやすいのもポイントです。
取り扱い店舗が豊富で、キャンプアイテムを手に入れやすい
上述したように、コールマンは1990年代のキャンプブームから日本で取り扱われており、国内の認知度が非常に高いメーカーです。全国のアウトドア量販店で取り扱われており、専用のコーナーが常設されているほどアイテムの数も豊富。
オンラインでもさまざまなアイテムが販売されているので、初心者でも簡単に購入できるでしょう。
頑丈で使いやすい!安心の品質
アイテムのひとつひとつが頑丈で使いやすく、品質が高いのもコールマンの特徴です。コールマンの公式サイトには「釣りをしていたらたまたまコールマンのランタンがかかり、内部を洗浄して燃料を入れてみると、何事もなかったように利用できた」というエピソードが掲載されているように、長く利用できるのがコールマン製品の魅力。
アフターケアなどの制度も充実しており、修理やメンテナンスを行うことで生涯使い続けることができます。
多種多様なキャンプスタイルに対応!
コールマンのキャンプアイテムは、ソロ・デュオ・グループ・ファミリーなど、あらゆるバリエーションに対応。ファミリー・グループキャンプの定番「2ルームテント・ツーバナー・ランタン・テーブル」、ソロキャンプ向けの「スターターパッケージ」など、スタイルごとに名品とされているアイテムがあります。
歴史と革新。キャンプの快適性を追い求めるアイテム
「ランタンの歴史はコールマンの歴史」という言葉があるほどコールマンは長い歴史を誇り、数多くの定番アイテムを発売していますが、新しい製品の開発にも力を注いでいます。最近では、夏の日差しの中でも快適に眠れる「ダークテクノロジー」を採用したテントを発売するなど、キャンプの快適性をさらに突き詰めるアイテムを展開。定番だけでなく、キャンプの楽しさを刷新するようなアイテムに出会えるのもコールマンの魅力といえるでしょう。
キャンプの王道から最先端までを網羅!コールマンのおすすめアイテム5選
ここからは、コールマンのおすすめのアイテムを5つご紹介します。
■まとめ
1990年代前半のオートキャンプブームから現在まで、多くのキャンパーに愛され続けているコールマンは、テント・ランタン・クーラー・テーブル・チェアなど、各アイテムに定番や王道とされているアイテムがあり、使いやすさや耐久性・優れた機能性などが支持されています。
販売店舗やアイテムのバリエーションが豊富で、アイテム統一しやすいのもメリット。「特定のメーカーでキャンプアイテムを揃えたい」という方は、選択肢のひとつとしてコールマンを検討してみてください。
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児島 宏明
幼少期からキャンプ、釣り、スキーなどのアウトドアに親しむ。小学生時代にスキーのモーグル競技に出会い、以降スキーに没頭。冬から春にかけては白馬のペンションで居候をしながらモーグルの練習を続け、高校から全国のA級公認大会に参加。大学進学を機に競技から離れてからはキャンプや釣りにハマる。テレビのドキュメンタリーで北アルプスの雲ノ平を知ったのをきっかけに登山にも熱中し、北アルプス縦走登山の他、近畿各地の低山やロングトレイルを旅するようになる。現在は、縦走登山やロングトレイルハイキング、ロックショアでのルアーフィッシングなど、全国でさまざまなアウトドアを楽しみながら、ライター・編集者として活動中。