焚き火はキャンプの醍醐味のひとつ。焚き火を囲む家族団らんのひとときは、親にとっても子どもにとってもかけがえのない思い出になるはず。ファミリーキャンプで焚き火を安心・安全に楽しむためにも、焚き火をする際のポイントを押さえ、子どもが一緒でも安全に焚火を楽しめる焚火台を選びましょう。
今回は、ファミリーキャンプで焚き火を楽しむ際のポイントと選び方についてご紹介します。
目次
ファミリーキャンプで焚き火を楽しむためのポイント
まず、ファミリーキャンプで焚き火を楽しむために押さえておきたいポイントは以下の5点です。
キャンプ場の多くは直火禁止
キャンプ場の多くは直火が禁止になっています。焚き火台はもちろんのこと、地面が燃えてしまわないように焚き火シートも必ず準備しておきましょう。
周りに燃えやすいものがないかチェック
周りに燃えやすいものがあると、焚き火の火の粉が飛び移って延焼してしまう可能性があります。周りのものに燃え移って延焼が大きくなると、子どもが火傷をしてしまうかもしれません。焚き火をする際には周りのものを整理してから行いましょう。
安全のために火を大きくしすぎない
薪をたくさん置いて火力を強めると、延焼の可能性が高くなるだけでなく、火の粉で子どもが火傷をしてしまいかねません。ファミリーキャンプで焚き火をする際には、火を大きくしすぎないように注意しましょう。
万が一に備えて消火材を準備しておく
焚き火が延焼して火が大きくなってしまったり、子どもの服に燃え移ってしまったりした際には、迅速に消火する必要があります。ファミリーキャンプで焚き火をする際には、万が一に備えて消化材を用意し、すぐに取り出せる場所に置いておきましょう。
ファーストエイドキットを準備する
万が一子どもが火傷をしてしまった際にすぐに応急処置ができるように、ファーストエイドキットを準備しておきましょう。炎症を抑える塗布薬・ガーゼ・絆創膏・包帯などがキットに含まれているか確認を。このほか、キャンプで必要になる薬や医薬品を自身でまとめておくのもおすすめです。
ファミリーキャンプの焚き火台を選ぶ6つのポイント
次に、ファミリーキャンプの焚き火台を選ぶ際には以下のポイントを意識しましょう。
軽量性
ファミリーキャンプはソロキャンプなどよりも荷物が多くなりやすく、重いタイプを選ぶと設営や撤収の際のストレスになります。設営・撤収が少しでもスムーズに進められるよう、なるべく軽量のタイプを選ぶと良いでしょう。
携帯性・収納力
軽量さと合わせて重要なのが携帯性と収納力です。携帯性は、車からテントサイトまでが離れている際に役立ちます。持ちやすく運びやすいタイプであれば、持ち運びのストレスを軽減できます。
また、車に焚火台を収納する際、コンパクトで薄くなるタイプであれば、狭いスペースでも簡単に収納することができます。ファミリーキャンプの焚き火台を選ぶ際には、ソロキャンプのときと同様に携帯性・収納力の高いタイプを選びましょう。
頑丈さ
焚火台の頑丈さもしっかり確認したいポイントです。特に重視したいのが焚火台の脚の部分。バランスが崩れて焚火台が倒れてしまうと、延焼したり子どもがやけどをしてしまったりする恐れがあります。足元がしっかりしている頑丈なタイプで、耐荷重が強いタイプを選びましょう。
焚火台のサイズ
ソロ用の小さい焚火台で火を大きめにすると、非常に危険です。ファミリーキャンプで焚き火をする際には、3人以上で楽しめる大きめのサイズで、少し控えめに火を焚くのがおすすめ。ファミリーキャンプやグループキャンプ向けに設計されている大きめの焚火台を選びましょう。
調理のしやすさ
焚き火で調理したものを食べるのはキャンプの醍醐味のひとつです。子どもと一緒に焚き火と食事を楽しめるように、網や鉄串などを置きやすいタイプを選びましょう。
オプションの有無
焚火台の中には、調理用の網や鉄串といったオプションが付いているタイプがあります。また、焚火台用に設計された網が別売りされているタイプもあり、追加することで焚き火をより楽しみやすくなります。オプションや別売りでパーツを追加できる焚火台がおすすめです。
ファミリーキャンプ初心者におすすめの焚火台5選
ここからは、ファミリーキャンプ初心者におすすめの焚火台を5つご紹介します。
■まとめ
キャンプの醍醐味のひとつ焚き火。子どもと一緒に焚き火に癒されたり、美味しい料理を作ったりするには、最低限の安全性を考慮する必要があります。せっかくのキャンプが悪い思い出になってしまわないように、強度が高く、安全性の高い焚火台を選びましょう。また、万が一に備えて消火剤やファーストエイドキットを準備するのも忘れずに。ファミリーキャンプにぴったりな焚火台を選んで、子どもと一緒にキャンプの夜を楽しみましょう。
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児島 宏明
幼少期からキャンプ、釣り、スキーなどのアウトドアに親しむ。小学生時代にスキーのモーグル競技に出会い、以降スキーに没頭。冬から春にかけては白馬のペンションで居候をしながらモーグルの練習を続け、高校から全国のA級公認大会に参加。大学進学を機に競技から離れてからはキャンプや釣りにハマる。テレビのドキュメンタリーで北アルプスの雲ノ平を知ったのをきっかけに登山にも熱中し、北アルプス縦走登山の他、近畿各地の低山やロングトレイルを旅するようになる。現在は、縦走登山やロングトレイルハイキング、ロックショアでのルアーフィッシングなど、全国でさまざまなアウトドアを楽しみながら、ライター・編集者として活動中。