キャンプの困りごとのひとつに挙げられるのが「小物の収納」。スマホ・着火道具・ペグ打ちのハンマー・ノコギリ・オノ・大小のナイフなど、小物の収納場所がなく、「気づいたら乱雑に散らばってしまう……」という方もいるのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、小物の整理に便利なアウトドアウェアです。今回は、小物整理に最適なアウトドアウェア5選をご紹介します。
目次
小物収納に便利なアウトドアウェアとは?
アウトドアウェアの中でも、キャンプ用に開発されたウェアは多彩なポケットやループが付いており、収納しやすい構造・デザインになっているのが特徴です。
収納力・機能性に特化したジャケット・ダウン・ベストなどのアウターのほか、コートやエプロンタイプのウェアも販売されており、快適にキャンプの時間を過ごせるだけでなく、収納の悩みを解決できます。
キャンプの小物整理でアウトドアウェアが活躍する理由
キャンプの小物整理でアウトドアウェアが活躍する理由を解説しましょう。
収納に適したデザインでポケットが多い
キャンプ用に開発されたアウトドアウェアはポケットが多く、小物の収納に適しています。胸ポケットや腰ポケット、背面に焚き火用の手袋やペットボトルを収納できるような大きなポケットが配置されているタイプもあり、キャンプで利用するたくさんの小物をウェア内にすべて収納できます。
また、オノなどを保持するループ付きタイプ、ポケットの内部にミニポケットやループがあるタイプなど、キャンプの利便性が向上するさまざまな工夫・デザインが施されています。小物を衣類に収納することで、テーブル周りなどをスッキリとさせられるのも魅力のひとつです。
物を失くしづらく、取り出しも簡単!
キャンプ用に開発されたアウトドアウェアはポケットが多いだけでなく、ポケットから取り出しやすいデザインになっています。スマホ・着火道具・ノコギリ・オノ・大小のナイフなど、頻繁に利用する道具をサッと取り出して利用できます。また、キャンプ小物や身の回り品をすべて身に付けることができるため、物を失くしづらくなるのも利点といえます。
防水性・撥水性・防寒性・難燃性など機能性に優れている
キャンプ用に開発されたアウトドアウェアは機能性に優れています。防水性・撥水性・防寒性に優れており、悪天候でも安心して過ごすことができます。
最近では火に強い難燃素材のアウターも登場しています。難燃素材であれば、火の粉が付着しても穴が開きにくく、安心して焚き火を楽しむことができるでしょう。
キャンプ用のアウトドアウェアを選ぶ際のポイント
続いて、キャンプ用のアウトドアウェアを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
ポケットの数や収納しやすい工夫
小物の収納を目的とする場合、ポケットの数やデザインを確認しましょう。「大小のポケットが複数ある」「ポケットの内部にミニポケットやループがあり整理しやすい」「焚き火用の手袋やペットボトル、オノなど、大きめの道具も収納できるポケットやループがある」といった、小物の収納を前提として開発されたウェアがおすすめです。自身の手持ちの小物の数や種類に合わせて、適切なポケット数や工夫が施されたタイプを選びましょう。
気候の変化に対応できる機能性
キャンプ用のアウトドアウェアを選ぶ際には、防水性・撥水性・防寒性・難燃性などの機能面も確認しましょう。通年で必要になる要素は、防水性や撥水性などの水濡れに強いかどうかです。焚き火を楽しみたい方は難燃性、秋~春の寒い時期の利用を検討している場合は防寒性や防風性があるかどうかを確認してみてください。
また、雨・風・寒さなどは別のアウターを上から着用して対応するというパターンもあります。その場合は、ポケットの数や大きさなどの収納性のみに特化したタイプを選んでも良いでしょう。
動きやすい素材・サイズ
着用した際に身体を動かしやすいかも確認しましょう。素材が硬すぎると身体が上手く動かず、作業時の負担になってしまう可能性があります。一度だけの着用なら問題ないものの、小さなストレスが積み重なると「購入したけど結局着なくなった」ということになりかねません。購入時にはできるだけ試着をしてみて、腕や肩回りが動かしやすいかを確認しましょう。
また、衣類に小物を収納するため、サイズが小さいと物が身体に触れてストレスを感じることも。ジャストフィットではなく、ワンサイズオーバーを目安にサイズを選んでみてください。
収納力に特化したキャンプ用アウトドアウェア5選
ここからは、収納力や機能性に優れたキャンプ用アウトドアウェアを5つご紹介します。
■まとめ
キャンプは何かと道具が多い遊びです。特に調理や焚き火、テントやタープの設営のための小物が多く、収納にお悩みの方も多いでしょう。
今回ご紹介したアウトドアウェアは、衣類としての機能だけでなく、収納性にも非常に優れています。整理がしにくい小物をキレイに収納でき、かつ身に付けることで取り出しもしやすくなります。暑いシーズンでも利用できるベストやエプロンタイプ、寒いシーズンに利用できるコート・ジャケットタイプなど、バリエーションが豊富なのもポイント。キャンプ中の小物収納でお悩みの方は、キャンプ用のアウトドアウェアを選んでみてはいかがでしょうか?
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児島 宏明
幼少期からキャンプ、釣り、スキーなどのアウトドアに親しむ。小学生時代にスキーのモーグル競技に出会い、以降スキーに没頭。冬から春にかけては白馬のペンションで居候をしながらモーグルの練習を続け、高校から全国のA級公認大会に参加。大学進学を機に競技から離れてからはキャンプや釣りにハマる。テレビのドキュメンタリーで北アルプスの雲ノ平を知ったのをきっかけに登山にも熱中し、北アルプス縦走登山の他、近畿各地の低山やロングトレイルを旅するようになる。現在は、縦走登山やロングトレイルハイキング、ロックショアでのルアーフィッシングなど、全国でさまざまなアウトドアを楽しみながら、ライター・編集者として活動中。